代役だけどがんばれツカジョージ(挨拶)
えーっと、
つい先日、会っていた人と、NZの土地の保有形態について、ちょいと話が盛り上がりましたので、
思いついたようにここに書いてみます。
こちらで物件を買うときには
いわゆる「土地つき」とそうでないものになります。
普通のことです。
土地つきのことを一般にFreehold(フリーホールド)といいます。
これは登記簿上のEstate(所有権)の項ではFree Simpleと書いてあったりします。
この土地は買った人のものですよ。ということです。
一方、
そうでないもの、つまり借地の場合はLeasehold(リースホールド)といいます。
登記簿上もLeaseholdと書いてあります。
この物件の土地は借りてるんですよ、ということが書いてあります。
先住民の人たちが持っている土地や、教会とその仲間達が所有している土地なんかが、このパターンになることが多いです。
街中のマンションなんかは意外と先住民の人たちの土地だったりします。
住宅街にある一戸建てでも、あるエリアでは、教会とその仲間達の土地だったりします。
エリアによってこのリースホールドの多いところ、というのがあるようです。
でっ、
もうひとつ。
NZのことをちょいと調べたことがある人はよく?耳にするであろう土地所有の形態がCross Leaseです。
なんか宮部みゆきみたいですね。私はこの言葉を聞いてすぐに矢田亜希子を思い出しました。
といっても、火がつくわけではありません。
もとい、
といっても、登記簿上に「クロスリース」でございます、まるで「サザエでございます」というように書いてあるわけではありません。(契約書には書く場合が多いですが)
このクロスリースというのがニュージーランドの独特(多分)な概念なんです。
どんな概念か一言でいいますと「靴下の上から足を掻いている」という感じです。
ちゃんと言いますと、
まず、クロスリースが発生する状況
一つの土地の中に、2つ以上の建物(家)があるとき、です。
たとえば、3軒の家があって、AさんBさんCさん家族がそれぞれ住んでたとしましょう。
ただ、
AさんBさんCさんですと、面白くないので、
この人たちを仮に、ランちゃん、スーちゃん、ミキちゃん、いや、なんか方向が違うなー
南方さん、結城さん、伊吹さん、山根さん、あれ、人数が多くなっちゃった、ハリセンもってるし。
となると、アキラさん、マコトさん、セツオさんも外せなくなる。のこぎりも必要だ。「荒城の月」が聞きたくなるし、「おまえ〜え〜は〜」と言いたくなる。
なんで
じゅんさん、長作さん、三波さん、いや正児さんとしましょう。
でっ、話が戻ってクロスリースの場合、
最初にはっきりさせておくことに、土地の所有権はこのじゅんさん、長作さん、三波さん、いや、正児さんの3人にあります。
でっ、ひとりひとりの登記簿上は
Free Simple-1/3 shareとあるわけです。
つまり、この土地の3分の1の所有権がありますよ、と書いてあります。
こんな感じで書いてあります。
じゃあ、どこからどこまでが、じゅんさんの土地?、長作さんは歌が歌えるように端?、リーダーはやっぱり真ん中?と「はっきりした場所」が知りたくなるのですが、ないんです。
「3分の1の広さ」でしかないんです。つまり全部自分のものであり、人のものでもあるという概念です。
そして、登記簿をさらに見ますと、
Free Simple-1/3 shareと書いてある下に
Leaseholdとも書いてあります。
面白いのが、期間、○年○月○日から999年とあります。
ほらーね。
999年です。
つまり、3人は3人で土地を所有して、自分たち3人に土地を貸しているのです。
期間は999年。
いかがでしょうか、なんかハッキリしない、なんか痒いのではないでしょうか?
ただ、
見えないけど1/3という部分や、期間が999年というところに、なにか哲学を感じてしまうんです。
何しろこの法律が作られたのは1919年で、「古寺巡礼」という本と共にワッジ・テツラウという人が作ったとされていますので(もちろんウソ)
まあ、なんであれ、このクロスリースの物件は自分のものだけど、自分のものでない。
じゅんさん、長作さん、正児さんでいえば、3人の持ちネタと同じ、ということです。
もちろん、上に立っている建物なんかの指定は登記簿に記載されています。が、土地は自分のもので、自分じゃない。なのです。
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